エレナ・トゥタッチコワ

Elena Tutatchikova

1984年、ロシア、モスクワ生まれ。京都市在住。

人間の風景認識や物語創造、歩行と想像力の関係に関心を抱く。さまざまな土地で、歩き、人とかかわりながら、土地に秘めた物語を探り、映像、写真、文章、ドローイングなどで表現する。作品制作、執筆活動を行う一方で、「歩行」という世界の道づくりを表現方法としてとらえ、ウォーキングや地図作りのイベントを行う。
モスクワでクラシック音楽や日本の文学を学んだ後、2012年より日本へ渡る。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程修了。博士(美術)。単著(作品集)に『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press、2016年)がある。近年の主な個展に「Days With the Wind | 風の日は島を歩く」高松アーティスト·イン·レジデンス2020(2021年、女木島、香川)、「道は半島をゆく」(2018年、知床半島、北海道)、「On Teto’s Trail」Gallery Trax(2017年、山梨)、グループ展に「FACES」SCAI PIRAMIDE(2021年、東京)、「Land and Beyond | 大地の声をたどる」ポーラ ミュージアム アネックス(2021年、東京)、「茨城県北芸術祭」(2016年)などがある。

「Footpaths: Moscow, June, 2021」
インスタントフィルム 9点
各8,6×10,8cm